フリーランスはどのような1日を過ごしているのか、想像したことはあるでしょうか。
なんかおしゃれな服を着て、薄くて高機能なノートパソコン(Mac)やスケッチブックを持ち歩き、日中はスタバでおしゃれに仕事、クライアントとの打ち合わせをスマートに決め、夜はバッハの旋律を聞きながらこだわりのコーヒーの香りをクールに楽しむ。
そんなイメージでしょうか。
もしかしたらそんなシャレオツな人もいるかもしれませんが、ここでとあるフリーランスWebエンジニアの1日を見てみましょう。
タイムスケジュール
2018年8月現在、だいたいこんな感じで生きてます。
8:30 起床
会社員に比べればだいぶ緩やかな起床ですね。ちなみに目覚ましはかけません。
8:32 PC前に移動
朝起きて2分で仕事場につきました。身支度もする必要ありません。部屋着のままです。通勤時間がないのはフリーランスの特権ですね。
8:35 ブログのアクセスを見る
今日もほとんどアクセスなしかぁ…そもそも深夜にアクセスがあるわけないのに、どうしても気になりますね。
現在4つくらいサイトを持ってますが、どれもほとんどアクセスがありません。つらい。
8:40 ソシャゲをはじめる
仕事しないんですね。朝ごはんを食べる前にソシャゲのスタミナを消費する必要がありますので、急いで周回してます。一日の中で唯一急いでいる時間かもしれません。
9:00 朝ごはん
Amazon Primeでアニメを観ながらのんびり朝ごはんを食べます。朝ごはんはパン派。
朝ごはん食べないのはいろいろよくないので、絶対に食べましょう。
9:30 ブログのアクセスを確認
気になるんですよね~。朝起きてから今までにそんなアクセスがあるわけないのに。あっても3人とかです。これはもう病気です。
9:40 仕事開始
ようやく何か始めるみたいです。仕事開始時間は一般的な会社にほぼ合わせてます。会社員が出勤してる間にのんびりしてるわけですね。
午前中は、基本的に受託関係の作業はしません。ブログを書いたり、本を読んだり、経営やWebサービスについて学んだり、いわゆる「頭を使うこと」を中心に作業します。
午前中は一日の中で脳が一番働く時間なので、考えなければいけないことはこの時間に集中して行うと吉です。また、先に受託に手を付けてしまうと一日中だらだら受託に時間を費やしてしまって、受託以外の作業を進めることができないという状況に陥ることが多いため、午前中に無理やり時間をとってやってます。
一日中ただひたすら受託でコーディングやってるわけではありません。それだと事業はいつまで経っても成長せず、やがて受託の仕事が入らなくなれば、そこでゲームオーバーです。
フリーランスはひとりで経営も仕事もこなす必要がありますので、これはずっとフリーランスとして生きていくために大事なことです。
13:00 昼ごはん
またAmazon Primeでアニメを観ながらお昼ごはんをゆっくり食べます。
13:30 昼寝
実は昼寝をすることで、作業効率が上がることが科学的に証明されています。というかご飯食べた後は普通に眠いので寝ます。
会社員だったときも、ご飯食べたあと30分間くらい寝てるときが多かったですね。
15:30 起床
けっこう長いこと寝てましたね。
ちなみにまだ部屋着のままで、着替えてません。ずっと部屋にいるんで部屋着以外の服を着るメリットもないです。
たぶん寝汗ですごいことになってますが、誰にも会わないので大丈夫。
15:40 仕事再開(コーディング)
午後からはバリバリコーディングをこなします。基本的に仕事の終わり時間を決めていないし、やらなければいけないことは午前中にやってますので、きりのいいところまで適当にやります。
チャットの返信や、外注とのやり取りも午後からやることが多いです。とはいえ常に見てますので、もちろん緊急性の高いものは優先します。
18:00 晩御飯
晩御飯は置き換えダイエットです。お昼いっぱい食べるし、夜はあまり食べなくていいかなと思ってます。だいたい仕事しながら食べてます。
19:00 風呂
お風呂に入ったあともコーディングが続くことが多いです。
納期直前なんかは、稀に12時過ぎることもありますね。ただ、まったく苦にはならないです。
誰にも邪魔されないし、好きな音楽を隣の迷惑にならない程度にガンガンかけてノリノリでコーディングします。終電とかないし、終わったらすぐ寝られますしね。
納期に余裕があったり、なんか今日はもういいやって思ったら18:30くらいで切り上げることもあります。
1:30 就寝
きりのいいところまで仕事したら、ブログ書いたりゲームしたり本を読んだり、朝の続きをやることが多いですね。
だいたい1:30に寝ることにしてます。
まとめ
上記はある1日の例となりますが、フリーランスは基本的に一日のスケジュールが外的要因によりかっちり決まることがほぼないため、もっと自由です。
例えば、ふらっと買い物に行ったり、ちょっと仕事したくないなと思ったら京都の観光地を巡ってみたり、隣の県まで行ってみたり…
その代わり、逆に言えば「全てを自分で管理しなければいけない」ので、あまりにもダラダラしていると生きていけなくなります。
スタバは行かないの?
行きません。家でやったほうが圧倒的に効率がいいです。
これが僕の職場です。ノートパソコン(Windows)にモニター繋いでやってます。
Web制作の場合は開くウィンドウが多い(デザイン、エディター、ブラウザ、フォルダーetc)ので、ノートパソコン1台だと相当きついです。
ただ、デザイナーさんやライターさんであれば、家の中より外に出たほうがいろいろ刺激があり捗りそうな気もします。
そういった意味で、午前中はどこかのカフェでコーヒーを飲みながら作業するのも良いかなと最近思い始めました。
また、コワーキングスペースなんかもありですよね。
コワーキングスペースのメリットは、なんといっても同じようなことをしている人が集まるということだと思いますので、孤独になりがちなフリーランスにとって、仲間をあつめるという意味でもコワーキングスペースを選択肢に入れるのはありだと思います。
打ち合わせは?
基本、しないですね。電話や通話もほとんどすることがなく、チャットがメインです。今のところ地域を限定せず、クラウドソーシングを使って全国の仕事を請けるスタイルなので。
打ち合わせや常駐が多い地域密着型フリーランスさんもいらっしゃいますが、僕には向いてないなと思うのでやってません。
バッハの旋律は?
たまに聞きます。サカナクションのね。
もし僕の音楽の好みに興味があったら、下の記事を読んでみてください
https://meshikui.com/2018/07/28/505/
あと、実はコーヒーもコーヒー屋さんから豆を買ってきて挽いて飲んでます。
缶コーヒーとかインスタントコーヒーがメインの人、ぜひコーヒーにこだわってみてください。おいしいコーヒーは人生を潤わせますよ~
おわり
フリーランスはその自由さから、「みんながだいたいこういった一日を過ごしている」という概念が薄いように思えます。
会社員のごとく一日きっちり時間を決め働いている方もいらっしゃいますし、僕のようにゆるいけど最低限やることを決めているスタイルや、はたまた働きたいときだけ仕事をとってきて短期集中でバリバリやる方もいらっしゃるかと思います。
また、常にタイムマネジメントの試行錯誤をしてみたり、事業も成長していますので、1年後には全然違うタイムスケジュールになっているかもしれません。
不労所得が大量に入ってくるのでもうほとんど働いてないという方もいますよね。羨ましい限りです。
ただ一つ言えるのは、自由だからといって毎日本当に好き放題生きていると、フリーランスとしてはすぐに死にます。
常に今後のこと、事業を成長させることを考えたり、フリーランスとしてだめになってもすぐに別の道へ進めるよう準備をしておいたりといったことを無理やりにでもやっておかないとダメだと思います。
フリーランスって自由で適当に生きてて楽でいいよねというイメージをお持ちかもしれませんが、案外そうでもないです。
もしそう見える人がいても、その人はそれまで積み重ねてきた努力の結果、自由を手に入れたんですよ、きっと。
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