フリーランスにとって肩書きとは。いつ、どうやって使うのか。

肩書きってあるじゃないですか。

会社員のときは、基本的には会社から、あるいは上司から、「君の肩書きは〇〇ね。こういう仕事やってね。」と肩書きと仕事をセットでもらい、名刺にも印刷されると思います。

ちなみに僕は「技術責任者」でした。
なんかすごそうですよね。

ところが、フリーランスになると、肩書きをつけてくれる人はいないので、自分で肩書きを決めることになります。

これって結構迷うと思うんですよね。
実際、僕もずっと迷ってましたし、今でもたまにどうしようかなと思うことがあるんですが、肩書きをつけるコツというか、そもそも肩書きってなんやねんということを考えてみたので、記事にします。




肩書きはなんのためにあるのか

肩書きって、なんのためにあるんでしょうか。

二つ名みたいでなんとなくかっこいいから

うん、確かにそれもあると思うけど、メインの役割は、「相手にとって、自分が何者であるかを一言で表すため」じゃないかと思うんですよ。

例えば、肩書きに「Webエンジニア」と書いていれば、「あ、この人はWebエンジニアなんだな。じゃあそれ系の仕事ができるわけだ」と認識してもらえるわけです。

肩書きが2つ、3つあれば、「すごいいろんなことができるんだな」と思われるし、聞いたことのない肩書きだったら「〇〇ってどんなことされるんですか?」と尋ねられることもあるでしょう。

要するに肩書きって、自己紹介なんですよね。

フリーランスの肩書きとは

フリーランスにとって、肩書きは大事です。
むしろ、知らない人にとっては肩書きこそ信用と言っても過言ではないでしょう。

肩書きが「駆け出しエンジニア」だったらどうでしょうか。
たぶん、その肩書きの人に仕事頼むクライアントってそうそういないと思うんですよね。

プログラミングの仕事がほしいのに、名刺や自己紹介にそれ系の肩書きがないのも、かなりもったいない。

フリーランスである限り自分はその道のプロなので、仕事がほしいなら堂々と名乗りましょう。

ちなみにですが、僕は「会社員時代に技術責任者だったこと」をメイン武器にしていました(笑)

今は、受託はこれ以上新規クライアントを獲得するつもりがないので、あまり肩書きにはこだわっていません。
もうだいたいは、僕が何ができるかを知っている人、そしてそこからの紹介で広がっている感じですね。営業、なし!

こうなってくると、もうなんでも好きなように名乗ればいいと思います。

できることが決まってない

フリーランスは、ここが一番迷うポイントじゃないかと思います。

「いろんなことができるから、何をメインに持ってくればいいかわからない」という場合。
(メイン武器を一つに絞り、それだけで勝負するほうが僕は好きなんですけどね。)

いちおうWebエンジニアということになってるけど、デザインやディレクターもできるし、SEOやコンサル、ブログ、なんならイラストも描けちゃうなんて人、結構いると思うんですよ。

全部書いてたら、なんか逆にうさんくさそうな印象を与えちゃいますもんね。
会社員の偉い人だったら、「会社から肩書きをいっぱいつけられている」という信用がありますが、フリーランスの場合は自分で肩書きをつけているというのは相手にもわかりますし、「自称でこんないっぱい肩書きつけるんかいな」とマイナスに思われる可能性が高いです。

そんなときは、どうするか。

ターゲットによって肩書きを変える

最終的に、僕はこの結論に行きつきました。

例えば、システム開発やコーディングの仕事を請けたい場合は「Webエンジニア」を名乗り、イラストの仕事を請けたい場合は「イラストレーター」、ブログを書いていることを強調したければ「ブロガー」と、肩書きを使い分ければオーケーです。

嘘じゃないからセーフ。

間違いなくそのほうが、各分野で人を集めやすいです。

もし2つ以上の別分野の肩書きをつけたい場合は、2つつけても全然いいんですが、できればなんとなく順位をつけておくといいですね。
「イラストもできるエンジニア」なのか、「プログラミングもできるイラストレーター」なのかで全然印象が違います。

あとはできれば、SNSアカウントとかブログでもそうなんですが、例えば「プログラミング」と「イラスト制作」という全然違う分野の仕事ができる場合、入り口は切り分けたほうがいいです。
実際、僕はこの「Webデベロッパー・ブロガー」であるぜろみやと、「イラストレーター」であるぜろみやのアカウントを分けています。

「この人なんでもできるんだな」と思われるより、「イラストが好きでフォローしたのに、なんかプログラミングの話ばっかりおもんないわ」と思われる率のほうが高いでしょう。
それに、なるべくターゲットは絞ったほうが、一点に特化して見えますからね。

情報のインプット・アウトプットも、アカウントを分けていたほうが圧倒的に効率がいいです。

オリジナリティを出したい場合も、肩書きは有効です。

例えば、「巨乳絵師」とか、「コスプレブロガー」とかの肩書きだと、スキルがどうとかあんまり関係なくフォローしちゃいますよね!

おわり

本記事の肩書きだけに限らず、何かの取捨選択に迷ったときは、「その何かが、何のために必要なのか」を考えると、道が開ける場合が多いです。

「肩書きは決まっていなければいけない」というような固定概念にとらわれていると、なかなかうまくいかないことが多いですよね。

そう、好きに名乗ればいいんです。
自分が進めている分野で、こう名乗っていたほうがメリットがある、という効果は必ずありますので、「どんな人に注目されたいか」を考えてみましょう。

ではでは、クールな肩書きライフを~!

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