Webディレクターって何すんの?なんで金とんの?現役Webディレクターの現場紹介

Webディレクターって何?仕事してないの?丸投げしてマージンだけもらってんじゃないの?

そう考えるクライアントやWeb制作者は多いと思いますので、ここでWebディレクターがどのような仕事をしているのか見てみましょう。

簡単に一言でまとめると、Webディレクターは「監督」ですが、スタイルによってその仕事内容は多岐に渡ります。というわけで、今回はこのブログの筆者ぜろみやが、Webディレクターとしてどのようなことをしているのかを実際に紹介します。




営業

会社によっては、営業とWebディレクターは分けていることも多いですが、僕はフリーランスということもあり、まず営業からです。

とはいっても僕の場合、そこまで積極的に営業はしていません。昔はランサーズでとってたりしてたんですが、最近はランサーズは発注でしか使ってません。

日々の仕事ぶりや過去の信用で、人づてに仕事をもらったり、出会った人から仕事をいただいたりしています。

たぶん、ディレクターは営業もバリバリできれば激稼げる部門だと思います。

企画・提案・ヒアリング

実際にクライアントと会い、制作について打ち合わせを行います。遠い場合は会わないこともありますが、できるだけ、特に最初は対面したほうがお互いにどんな人間かわかるので安心します

ここで決めるのは

・どんなサイトを作るか
・なんのために作るか
・スケジュール
・予算
・ページ内容、サイトマップ
・デザインのテイスト、参考サイト
・必要なリソースの選定(デザイナー、コーダー、ライター、カメラマン)

あたりです。

例えば以下のような感じ。

「どんなサイトを作るか」…コーポレートサイト
「なんのために作るか」…お問い合わせを増やしたい
「スケジュール」…約3ヶ月
「予算」…100万まで
「ページ内容、サイトマップ」…トップページ、事業内容、お知らせ、制作実績、会社概要、採用、お問い合わせ
「デザインのテイスト、参考サイト」…割とクライアント側で決まっていることもあるが、bookma!などを見て提案することが多い。
「必要なリソースの選定」…有力な人脈があれば強い。都度募集するのはリスクが高い。

どんなサイトを作るか、なんのために作るか、そしてその目的のために必要な構成を「予算以内」で提案する。予算が厳しい場合は、どのようにすればクリアできるか、最低限何ができるかを考える。予算が決まっていない場合は、見積もりを出す。

スケジュールは最初はざっくり「〇ヶ月」という感じで出しておき、発注先を決め、スケジュールを確認しながらスプレッドシートなどを使って細かいスケジュールを作る。

もし誰かのせいで進捗の遅れが出たら(大抵クライアントサイドで遅れるけど)、リスケをしたり、間に合わせるための対策を考えたりする。

これを、実際に制作作業が始まる前にやるのがディレクターの仕事。なかなか働いてるでしょ?

連絡係・相談係・進捗管理

制作が始まったら、制作者のターンです。ディレクターは、始まる前よりかは楽になりますが(といっても他の案件を並行している場合が多いので休んでるわけではないです)、やることはあります。

連絡係

クライアント、および発注先の制作者との連絡をとります。

クライアントから発せられる言葉にフィルターをかけ制作者に伝える。この場合は、主に背景とかデザインの方向性、サイトでやりたいことなどを制作目線で伝えます。

逆に、制作者から発せられる言葉にフィルターをかけクライアントに伝えます。制作者、特にコーダーが言っていることはクライアントには訳が分からないことが多いので、噛み砕いてわかりやすく伝えるのがメイン。

相談係

クライアントから、例えば「こういうふうにしたい、できるか?」という相談を受けたり、制作者から「ちょっとわからないです、どうしましょう」という相談を受けたり。

「うるせぇ!ググれ!」と言うわけはなく、がんばって相談に乗り、解決に導きます。これ実はけっこう楽しくて好きです。

進捗管理

プロジェクトがスケジュール通り進んでいるかを常に監視します。コーディングであれば、githubなどで管理すれば楽。あとはポイントとしては、提出前に進捗確認のタイミングを設けること、その際、提出期限を改めて確認すること。この2点を心がけておけば、まともな制作者であれば納期に間に合わないことはそうそうありません。

また、プロジェクトが進むと、途中で変更が入ったり思い通りに進まなかったりして、どうしても進捗が遅れることがあります。そんなときに、納期に間に合わせるためのリスケをしたり、どうしてもこれは無理だと思ったら、納期優先なのか完成優先なのかをまず確認し、納期を優先する場合は、どこまでをやるかを決める必要があります。

基本的にプロジェクト進行中はチャットワークでやり取りしますが、大規模なときはBacklogなどのプロジェクト管理ツールを使うこともあります。僕主体では使ったことはありませんが、何度かチームに入って作業させていただいたことはあります。進捗管理・連絡・githubでのバージョン管理などをプロジェクトごとにチーム組んで一括でできるのでめちゃくちゃ便利です。
Ruby on railsなので僕は扱えませんが、Redmineもプロジェクト管理ツールとして有名ですよね。技術さえあれば無料で使える神ツールです。AWSならほぼ無料で使えるみたいですが、僕は構築までしてみたものの、特に今やる必要はないなと判断したのでそれ以降は放置しています。

納品後

形態にもよりですが、納品後はサイトの品質管理を行うこともあります。

といっても管理費でお金をもらってない限りそこまでバチバチにやることもないんですが、例えばAnalyticsやSearch Consoleをたまに見て、改善案を提案したり、コラムなどのコンテンツ追加を促してみたり、いわゆるアフターフォローです。

1からの制作ももちろん大事なのですが、完成後の運用もとても大事です。Webサイトからの売り上げは運用にかかっていると言っても過言ではないので、作っただけで終わらせず、解析・改善を繰り返していくのもディレクターの仕事といえます。

ディレクション費について

以上紹介させていただいた通り、Webディレクター、まぁまぁ働いています。

これでお金をもらわないと死んでしまいますので、もちろんお金をいただきます。

とはいえ、ディレクションの作業はプロジェクトの規模や形態によって作業内容が全然違うため見積もりがなかなか難しく、一般的な方法として、「制作費の〇%をディレクション費として上乗せする」という方法があります。

この方法だと、プロジェクトの規模によって変化する仕事内容でもだいたい許容することができます。ただ、クライアントにとっては「なんかよくわからん項目で費用上乗せされてる」となっちゃうわけですね。意外とちゃんとした理由でディレクション費をいただいているのでした。

プロジェクトによっては、制作開始前の「企画・提案・ヒアリング」に携わらない場合もありますので、どこまでやるかによって割合を変えるのがベター。

おわり

ディレクションは、仕事内容を書いてみると案外簡単なように見えますが、制作に関わるいろんな知識が必要です。

経営・マーケティング、デザイン、コーディング、使用ソフトの知識やチームメンバーの選定など、一通り制作現場でチームとして作業したことがないと、なかなか難しかったりします。

というわけで、みなさん、お願いします。
ちゃんと働いてますので、ディレクターにもお金をください!

バイバイ~