PHP初心者にまず読んでほしい一冊の本

駆け出しペチパー(PHPer)のみなさま、こんにちは。

検索でこの記事を発見して読みに来ていただいたということは、おそらくこれからPHPを勉強してプログラミングができるようになりたい、もしくはなんとなくPHPわかるけど、ちゃんと基礎を学ぼうと思う、そういった意思を心に秘めていることだと思います。

それでは、PHP初心者がまず何をすればいいのか。答えは1つです。

この本を読んでください。

当記事では、この本(タイトルが長いけど「この本」で通すのもなんなので、以降マスターブックと呼びます)を読んでほしい理由を綴っていますので、どうぞお付き合いください。だいたい5分くらいで読めると思います。

ちなみに、私もマスターブック持ってます。PHPを使う方であれば、大半は持ってるんじゃないかと思うくらいメジャーで素敵な本なので、知っておいて損はないですよ!




PHPの本を読むという行為のメリット

マスターブックを読んでほしいという話の前に、そもそもプログラミング初心者はまず本を読むべきだという話をします。

「PHPの情報を検索して調べる」vs「PHPの本を読む」

だいたい、プログラミング関係の情報はググれば山ほど記事がありますよね。無料で調べられるし、ネットさえつながっていれば現場でもどこでもその場で調べることができます。

これに関しては、ネット社会のすばらしさを実感します。とても良いです。

それでは、いったい何が悪いのか。それは、検索するのは自分であり、基本的に自分の知っている範囲でのワードでしか調べることができないという点です。

作業中にわからない部分があり、検索して解決するという点に関しては圧倒的メリットがありますが、そもそも自分が知らないことを調べるというのはなかなか難しい傾向にあります。

実は恥ずかしいことに私がそういった経験がありまして、PHPを初めて触ったときからずっと検索だけで2年ほどやってきたんですが、それでもマスターブックに書いてある大半が知らないことでした。「これそういう意味だったの!?そんな便利な関数あったの!?最初に知っときたかったーー」のオンパレードです。

ネット検索だけで数年がかりで蓄えた知識は、一冊の本を買って数日間で得られる知識に敵わないんですね。

また、ネット上の記事はほとんどが個人が書いたブログです。もちろん法人とか、しっかりした手順で書かれた記事もあるのですが、「いやこれ間違っとるけどちゃんと自分で書いたコードか?」「この記事さっき別のサイトで見たのとほぼ同じやししかも解決せんかったやつや!」ってなることが多々あるのが現実です。

私のサイトのコードは自分で書いたものだし動作確認も行っているので、たぶんコピペで動くとは思うんですが、それでも確実かと言われると自信がありません。。

一方、本は違います。いろんな方面のプロが何回もチェックしてますので、間違っているということはほぼほぼないです。信用が違いますね。



マスターブックを読むメリット

本を読むという行為自体のメリットを伝えた次は、どうしてこの本を勧めるかを書いていきますね。

マスターブックの内容

マスターブックは全部でChapter13まであり、下記のような構成になっています。

  1. PHPの開発環境
  2. PHPの基礎
  3. PHPの組み込み関数
  4. WebでのPHP
  5. クラスとオブジェクト
  6. データベースの準備
  7. データ操作の基本
  8. PHPからデータベースを操作する
  9. PHPとMariaDB/MySQLで作る会員管理システム-基本機能
  10. PHPとMariaDB/MySQLで作る会員管理システム-管理機能
  11. データベースの運用
  12. PHPの応用
  13. これからプログラミンぐをしていくにあたって

どうですか?やばみが伝わりますか?

この本一冊で、PHPの基礎~応用はもちろん、開発環境の構築の話やMySQL(MariaDB)の作成・操作方法、更に会員管理システムを実際に作りながら学べ、挙句の果てにChapter13では自分で設計から考えプログラミングをするためのレクチャーをしてくれます。最後に練習問題もあります。

もう全部ですよね。まさにPHPマスターブックです。



マスターブックを読んだあとは

マスターブックを一通り読み終え、会員管理システムも作ってみたあなたは、もうPHPの基礎はマスターしています。本を読み終えたら、文系美女と観光地にデートでもいきましょう。

美女なんかより、もっともっとPHPを学びたいストイックなあなたに、基礎の次のステップへの指針をさらっと紹介しておきます。

PHP公式サイトに訪れる

PHP公式サイトには、言語リファレンスというPHPの辞書があります。

リンク → 言語リファレンス

基礎を学ぶ前にこのサイトを見てもいったい何を書いてるのかわからない、わからない部分がわからないという事態に陥ると思いますが、基礎を学んだあとはこのサイトの呪文が読めるようになっているはずです。

わからないことは公式サイトで調べるようにしましょう。

PHPフレームワークを学ぶ

フレームワークという言葉を聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単にいうと土台です。PHPでシステム開発をするために必要な機能や枠組みがあらかじめ用意されているソフトウェアで、大規模なシステム開発や、ECサイト開発によく使われます。

WordPressも、フレームワークと捉えることが可能です。いろんなタグや関数、リダイレクト機能、データベース管理機能が備わってますからね。

数あるPHPフレームワークの中でも私がおすすめするのは、今熱いと言われているLaravel、EC-CUBEで使われているSymfonyの2つです。

オブジェクト指向について学ぶ

マスターブックでも少し触れられてはいますが、オブジェクト指向は難しいです。たぶんすぐには理解できないと思います。

ただ、私は無理してオブジェクト指向をマスターする必要はないと思っています。上記のフレームワークがオブジェクト指向で組まれているので、構造を理解できて編集できる程度の知識があればいいんじゃないでしょうか。自分で1からオブジェクト指向で組むのは現実的とは思えないです。

たぶん、オブジェクト指向で組む必要があるのは、フレームワークを作るレベルのエキスパートたちですよね。。

まとめ

わからないことや疑問に思ったことを調べるにはネットが便利ですが、しっかりと基礎を身に着けたければ本を読むほかありません。

たった一冊の本を読まなかったばっかりに、数年間苦労した私のようにならないためにも。。

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