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  • 「100日後に死ぬワニ」で学ぶコンテンツマーケティング

    「100日後に死ぬワニ」で学ぶコンテンツマーケティング

    ワニ君、死んじゃった…

    死んじゃいましたね。ワニ君。おそらくかなりの人数のツイッタラーがワニ君の生き様を観察していたであろう「100日後に死ぬワニ」、ついに終わりを迎えました。

    この100日後に死ぬワニ、これだけ人気が出ればあとで書籍やグッズが販売されるだろうなと踏んでいましたが…きました。

    まさか映画化まで!?それは予想外だった!すごすぎる。

    さてこれは、コンテンツマーケティングと呼ばれる販売戦略の一つです。今回は、100日後に死ぬワニから見られるコンテンツマーケティングについて少し学んでみましょう。




    まず顧客を育てて売る

    そもそもコンテンツマーケティングとは、「価値あるコンテンツの発信を続けファン(=見込み顧客)を育成し、商品購入へ導く」マーケティングのことです。

    100日後に死ぬワニ、完全にそのままでめっちゃわかりやすいですよね。無料で4コマを発信し続けファンを引き寄せておいてから、映画、書籍、グッズのなどの有料コンテンツへと誘導する。

    この「先にファンを集めてから何かを売る」コンテンツマーケティングは、いろんな市場で見られる手法です。

     

    コンテンツマーケティングの例

    コンテンツマーケティングが使われている例を見てみましょう。

    情報商材

    エンジニア界隈で少し話題になった、manabさんという方の「初心者からエンジニアになって稼ぐ」というコンセプトの情報商材。

    そのお値段、なんと…14万!!

    14万ですよ!?情報商材が14万!!

    こんなもん、その辺の本屋の棚で見かけて、作者が全然知らん人だったら絶対買いませんよね。作者がビル・ゲイツだったとしてもなかなか買わないと思います。

    しかしこのmanabさん、圧倒的な数のファン(熱狂的すぎてクラスター外の人からは信者と呼ばれていますが)が既にいて、それ故にこんな無茶苦茶な価格でも売れてしまうんですね。「manabさんが書いたならそれだけの価値がある」と思わされるんでしょう。凄まじいコンテンツマーケティング。逆にあっぱれです。

    なお、この値段設定は当時また別に流行っていた「プログラミングスクール」でもけっこうお金を払う人がいたので、これに払うならいけるやよくらいの感覚で値段付けたのかなと思ってます。

    絵師

    絵師と呼ばれる、絵を描く人たちの界隈。僕も今、その界隈で駆け出しとして参戦していますが、実は、依頼を請けて絵を描くこと自体の単価は、とても安くなっています。2万で文句がでるくらい。

    今はPixivとかで、良いイラストが無料でなんぼでも見れてしまう時代で、うまい絵を描く人はいくらでもいるんですよね。だから当然価値が下がっています。

    1枚描くのにかなりの時間がかかるのに、報酬が安いと絵を描くだけで食べていくのはかなりハードルが高いです。

    さてそこでどうするか。
    答えは、100日後に死ぬワニと同じですね。

    普段から絵は無料で公開し続け、自分のファンをまず増やしてから、グッズ販売やFANBOXなどに誘導し、受託制作ではない形で収入を得ています。

     

    コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

    コンテンツマーケティングのメリット・デメリットを見てみましょう。

    メリット

    コンテンツマーケティングのメリットは、売れにくい商品が売れることです。

    その辺のショップで、作者の名前も知らない状態ではなかなか買われないようなニッチな商品であっても、まずファンを増やしてから売ることで、割とあっさり売ることができます。

    非現実的な情報商材でも売れますし、下手な絵でもグッズが売れます。

    グッズやイベントなどで更に口コミでファンが増え…と、一度軌道に乗ると、ブームが去るまでがっぽがっぽというわけです。

    デメリット

    コンテンツサービスのデメリットは、まず、即効性がないこと。

    「先にファンを増やしてから売る」ので、まずはファン作りに専念。この間は、商品は売れません。

    ファンが増えるかどうかは作者のセンスだったり、戦略次第になるためいつ売れるようになるかの予測がなかなか大変。その点、100日後に死ぬワニは、100日後という終わりを設けているため戦略が立てやすいのではなかったかと思います。

    また、もう一つのデメリットとして、販売開始した後も良いコンテンツを発信し続けないとすぐにブームが去るということ。

    「今までがんばったから、あとは全部買ってね(笑)」なんて言おうものならファンはそそくさと退散し、あっという間にすっからかんになってしまうでしょう。それでも、「このチャンスに荒稼ぎして、ファンは少なくなってもいいから無料コンテンツを減らし、これを資金にして別の事業を進める」方向にいくのなら全然ありです。

     

    おわり

    コンテンツマーケティングは、時間はかかりますが、自分のコンテンツへの反応をよく観察し、PDCAをまわしてコンテンツを改善していくことで確実にちょっとずつでもファンは増えます。そしてファンはコンテンツを広めてくれるので、ある一定までとにかく頑張れば、急にグッと伸びるときが見えてきます。

    僕も早くそれになりたい。

    それじゃ、バイバイ!