Webサイトやサービスを作って公開するとき、レンタルサーバーを使うことが多いと思います。
最近はAWS EC2とかのクラウド型仮想サーバーもだいぶ主流になってきていますが、いかんせんサーバー構築とかがめんどくさくて初心者や個人で使うのはハードルが高いし、サクッと公開したい場合にも時間がかかるので、レンタルサーバーもまだまだ需要があります。
「でも、レンタルサーバーっていっぱいあって、どれがいいのかわからないし…」
とお悩みのあなたに、ぼったくりのサーバーを契約してしまわないためにも、Web制作のプロである僕が「これ使っとけば間違いない」というレンタルサーバーを2つだけ紹介したいと思います。
本記事で紹介するのは以下2つのみ。
- エックスサーバー
- さくらインターネット
それでは参りましょう。
エックスサーバー
コントロールパネルの使いやすさ、サポートの手厚さ、サーバーのスペック、機能の充実
どれをとっても一流で、正直これ以上いいレンタルサーバーを知りません。
制作会社で働いていたころから、今もなおフリーランスとしても個人の趣味としてもずっとメインで使い続けているレンタルサーバー。
一つのサーバーで複数ドメインを設定できるし、サブドメインも設定し放題。
データベースも作り放題、ドメインごとにphpのバージョン変更できる、メールアカウントも制限なし、無料SSLあり、セキュリティ対策あり、メーリングリストやメールマガジン、転送設定もあり、アカウント制限もコンパネからできる、自動バックアップもしてくれる。
そして…サポートが丁寧…!!
さらにさらに、WordPressがめちゃくちゃ速いんです。2019年2月に提供開始されたXアクセラレーターv.2というマッハシステムにより、表示速度、PHP処理速度がモンスタークラスに。「処理速度なんかそんな気にならんやろ…」と思ってるあなた。試してみてください。「はやっ!」って言ってしまうはずです。
もちろん容量に上限はありますが、その容量なんと200GB!
200GBて!そんなに使うかいな!
「でも、お高いんでしょう?」いいえ、高くありません。
これだけの機能でなんとたったの月額1,000円(1年契約)…涙が出ますね…
迷ったらエックスサーバーで間違いないです。
さくらインターネット
あれだけエックスサーバーを推しといてまだ他にもあるんかいとなってると思いますが、もう一つだけ選択肢があるとしたら、さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)です。
こちらは容量100G、マルチドメイン100個、MySQL20個とややエックスサーバーより制限はきついですが、そもそも1つのサーバーでそんなに運用することもないので、あんまり気にはなりませんよね。
機能的にも十分で、エックスサーバーと同じく無料SSL、バックアップ、アクセス制限等コンパネから行えます。アクセスやエラーなどのログもコンパネから確認できるのはうれしいですね。
そして、前までWordPressとかのPHPの動作が遅すぎて問題になっていたのですが、最近はそれも解消されていて、普通に動きます。
サーバー処理速度も問題なくなりました。
こんな、エックスサーバーと肩を並べるようなさくらインターネットですが、お値段なんと…
月額515円!(スタンダードプラン)
やっすー!大丈夫かこの値段で!
とはいえ、この安さこそが僕がオススメするポイントです。
これだけの機能でこの安さったらないですね。
ただし、プレミアムプラン以上にするんだったら正直エックスサーバ―のほうがいいと思います。
ただ、さくらインターネットは何点か欠点がありまして、
別ドメインで同じ名前のメールアカウントは使えない
どういうことかというと、例えば1つのサーバーで「hoge.com」「huga.com」の2つのドメインを管理しているとしましょう。
こうなったとき、「info@hoge.com」「info@huga.com」という、同じアカウント名のメールアドレスは使えません。
これはマルチドメインにする際は不便ですよね。
仕様にちょっと難がある
WordPressや.htaccess、SSLの設定等、他のサーバーでは普通にできる方法でも、さくらインターネットではできないことが多々あります。
ググればやり方は載ってるので困りはしないんですが、初心者にはちょっと使いづらい。
あと、マルチドメインの場合、初期ドメインのディレクトリに追加ドメインを割り当てるんですが、なんと「初期ドメインのディレクトリでもそのままアクセスできてしまう」んですね。
どういうことかというと、例えば初期ドメインが「sample.sakura.ne.jp」で、「add.com」というドメインを「sample.sakura.ne.jp/add/」というディレクトリに割り当てるとします。
そうすると、「http://add.com」でも「http://sample.sakura.ne.jp/add/」でもアクセスできてしまうという。
これはよろしくない。
なんでこんなことになるのかわからないんですが、これも.htaccessで制御してやる必要があります。
安いけどこれだけ難があります。
制作代行業者によっては、「あ、さくらなんですね…じゃあちょっと設定費を追加で…」と言われかねないレベルなので、そうなると安いというメリットもあんまりないかもしれません。
おわり
今回は、おすすめサーバーとして「エックスサーバー」と「さくらのレンタルサーバ
」を紹介させていただきました。
まとめると、
- 迷ったらエックスサーバー
- 癖があるけど安さを追求するならさくら
といったところでしょうか。
世の中には「高いのにしょぼい」「安いけど当然ダメ」みたいなレンタルサーバーが溢れ返ってますので、変なサーバーを契約してしまわないように注意してくださいね。サーバーを移管するのも大変なので…ごついシステムを入れていたり、メールアドレスの再設定とか、アカウント大量にあったらかなり移管時のリスクが高いです。
それなら、最初からいいサーバーを選んでおきたいですね。
レンタルサーバー選びが終わったら、次はWordPressを構築してブログを始めてみましょう。
ではでは、ハッピーなレンタルサーバーセレクトを!